【一品を逸品に変えるマスタード~制作ヒストリー】
2016年夏
東京・御茶ノ水にあるレストランのソムリエ兼、店長だった北山太一朗が、
「看板メニューである豚料理に合う調味料は何かないだろうか ……?」
と考えたところから全ては始まります。
レストランの店長として「看板メニュー」をより魅力あるものにし、
より多くのお客様に喜んでいただき、売上アップを図ることは自然なことでした。
しかしながら、他のスタッフたちと共に、柚子胡椒やBBQ ソースなど
いろいろ試してみるものの納得できるものには出会えずにいました。
そんな中、ある海外製の粒マスタードの存在を知り、実際に試してみることに。
その結果は「面白いけど、なんだかなあ」といったもの。
正直、期待はずれでした。
しかし、そこでマスタードの可能性を感じるとともに、
「我々なら、もっと良いものが出来るのでは」というシェフの一言もあり、
「世の中に無ければ、自分たちで作ればいい」という生来のDIY 精神に火が付き、
オリジナルのマスタードを独自に開発して いくことにしたのです。
どのようにして既存のマスタードと差別化を図るかが大きな課題でした。
ただ美味しいだけではオリジナルで開発する意味がありません。
自分たちにしか出来ないマスタードを完成させるための試行錯誤が続きます。
そもそも、マスタードは辛味と酸味のバランスによって成立する調味料です。
そこに新しい「軸」をプラスしたいと考え抜いた結果、
「うま味」という和食の概念が思い浮かびました。
さっそく和食の料理人にも相談を持ち掛け、フレンチをベースにしながらも和食の技法や食材を取り入れることを模索しました。
しかし、ひと口に「醤油」といっても醤油メーカの数だけで1000 社以上あり
味や香りについては千差万別です。その中でマスタードとして最適なものを選び出すのはとても根気が必要な作業でした。
使用する食材の選定や分量だけでなく、手順や時間など無数の要素のバランスを突き詰めた結果、
ようやくGOLDEN MUSTARD ™ の原型が完成しました。
早速、レストランのお客様に熟成豚に添えて提供してみたところ、
「マスタードの概念が変わった!」
「熟成豚との相性が抜群!」
その反応はとても良好でした。
常連のお客様を中心とする口コミ等もあり、
レストランの集客もアップ。
当初の「より多くのお客様に喜んでいただき、売上アップを図る」という目的は十分に達成することが出来ました。
そして、「マスタードを小売して欲しい」といった声を多数いただき、
具体的に検討を進めている時、ふと「自分たちだけの成功で良いのだろうか」
と疑問が浮かぶようになったのです。
子供のころレストランは心躍るあこがれの場所でした。
今では安価かつ手軽に食事を済ませる手段が街に溢れていますが、
その結果、外食業界全体が疲弊しているように感じられて仕方ありません。
私たちは多くの仲間の協力があったからこそ、素晴らしいマスタードを完成させることができ、レストランも順調に営業出来ていました。
その「成功」を独占することに抵抗感を感じるようになっていました。
悩んだ末に「自分本位ではなく、外食業界全体を盛り上げよう」と思うに至り、
このマスタードを他の飲食店でも扱えるようにすることにしました。
このマスタードを他の飲食店でも扱えるようにし、
また、熟成豚だけでなく和食をはじめ様々な料理に使っていただけるよう味の再調整を実施。
さらに「お土産」として売上/利益の底上げの一助として頂くため、
小売り用のパッケージを「GOLDEN MUSTARD™ 」という名称で製品化をしました。
振り返れば2年後
2018 年 5 月の事です。
一般の食品スーパーという販売チャンネルではなく、あくまでも「プロの店」で購入可能とすることをコンセプトとしました。
私たちはGOLDEN MUSTARD™ のブランド価値の向上を目指しています。
それは、ご採用いただいているお客様に、
「“あの”マスタードが食べられるお店だ!」
という付加価値を提供するためです。
そのために、マルシェでの直接販売による認知向上、採用飲食店の開拓、品評会・コンテスト等への出品、メディア展開を、それぞれ段階的に計画・実施しています。
これまで、全国から大手食品メーカなどを含む140品がエントリーする中で「調味料選手権2018 」(主催:日本野菜ソムリエ協会)にて「総合1 位」を獲得したことをはじめ、
マルシェでの販売や採用飲食店も順調に伸長しており、さらなる業務拡大のため、
2019年「GOLDEN MUSTARD 株式会社」として法人化も果たすことが出来ました。
その後2019年、食品業界のミシュランと呼ばれる ベルギー「国際味覚審査機構(itqi)」において日本初のマスタード二つ星を獲得。
また前代未聞の2年連続での連続表彰台登壇「調味料選手権 2019 総合2位」獲得などありがたい評価を受けました。
けっして自分本位ではなく、ステークホルダーの皆様に、外食業界全体に、
そして「食」を愛する世界中の皆様にとってより良き社会の実現の為に、
今後も引き続き努力して参りたいと考えています。
【会社概要】
GOLDEN MUSTARD株式会社
代表取締役 北山太一朗
住所:〒101-0032 東京都千代田区岩本町1-10-5 TMMビル7階
電話番号:03-6240-9235
【受賞履歴】
・「調味料選手権 2018 総合1位」
全国から大手食品メーカなどを含む140品がエントリーする中で、GOLDEN MUSTARDチームが【総合1位】を獲得
・2019年 ベルギー「国際味覚審査機構(itqi)」において日本初のマスタード二つ星を獲得
・「調味料選手権 2019 総合2位」
全国から大手食品メーカなどを含む140品がエントリーする中で、GOLDEN MUSTARDチームが【総合2位】を獲得。2年連続での連続表彰台登壇
【メディア掲載】
・2021年10月12日
TBS「ラヴィット!」にてゴールデンマスタード製品紹介
・2021年7月19日
日本経済新聞社「日経MJ」にてゴールデンマスタード製品紹介
・2021年6月2日
日本テレビ「笑ってコラえて!2時間SP」に弊社代表北山太一朗が出演、ゴールデンマスタード製品紹介
・2021年6月1日
JAグループ雑誌「地上」に十二味唐辛子【HIFUMI】製品紹介
・2021年6月1日
ハースト婦人画報社「エル・グルメ デジタル」に十二味唐辛子【HIFUMI】製品紹介
・2021年4月23日
宝島社「SPRiNG」にゴールデンマスタード製品紹介
・2021年4月1日
日報ビジネス月刊誌「食品梱包」に十二味唐辛子【HIFUMI】製品紹介
・2021年3月1日
月間経営情報誌「Anchor」に弊社代表北山のインタビュー掲載
・2021年1月12日
日本テレビ系列「スッキリ」にて製品紹介
・2020年6月3日
エフエム群馬「POTLUCK」にて弊社代表北山太一朗が生出演、製品紹介
・2020年4月27日
『with』(講談社)にて製品紹介
・2019年11月27日
『anan』(マガジンハウス)にて製品紹介
・2019年11月12日
『週刊 女性自身』(光文社)にておでんのおすすめ調味料として製品紹介
・2019年10月30日
TBSラジオ『アフター6ジャンクション』にて製品紹介
・2019年10月23日
『日本食糧新聞』のからし特集にて、製品ならびに事業概要の紹介
・2019年7月7日
TBSテレビ系列『坂上&指原のつぶれない店SP』にて製品紹介
・2019年7月3日
『 キャンプ&BBQを楽しむ本 関西版』(エルマガMOOK)にて製品紹介
・2019年5月27日
FM79.5 Nack5『Good Luck!Morning!』にて弊社代表北山太一朗が生出演、製品紹介と事業概要の紹介
・2019年4月1日
『野菜ソムリエ通信』(日本野菜ソムリエ協会会員誌)にて製品紹介
・2019年3月25日
文化放送『レコメン!』(Kinki Kids『どんなもんヤ!』にて製品紹介
・2019年3月1日
『家庭画報』(国際版)のマルシェ特集にて製品紹介
・2019年2月23日
TOKYO FM『ブリアサヴァランの食卓』にて製品紹介
・2019年1月23日
『日本食糧新聞』のスパイス特集にて、製品ならびに事業概要の紹介
・2018年12月19日
女性ファッション誌『BAILA』(集英社)の公式サイト「@BAILA」にて製品紹介
・2018年11月29日
TBSテレビ系列『あさチャン』内、「あさチョク」コーナーにてGOLDEN MUSTARDの開発秘話などの紹介